宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の宙組に所属していた女性団員(25)が昨年9月に急死した問題で、遺族側の代理人弁護士が27日、東京都内で記者会見し、歌劇団側が「多くの行為がパワハラに当たる」と認め、謝罪の意向を示したと明らかにした。歌劇団側はこれまでパワハラを否定していたが、一転して認める形となった。
 歌劇団側は昨年11月に公表した調査報告書で、「いじめやハラスメントは確認できなかった」としていた。これに対し遺族側は、上級生が故意に高温のヘアアイロンを女性の額に押し当てるなど少なくとも15項目のパワハラがあったとする意見書を提出し、謝罪を求めた。 
〔写真説明〕宝塚大劇場=兵庫県宝塚市

(ニュース提供元:時事通信社)