石川県加賀市は13日、一般ドライバーが自家用車で乗客を有償送迎する「ライドシェア」事業を3月上旬から市内で始めると発表した。予約と配車には、国内で配車サービスを展開するウーバージャパン(東京)のアプリを活用する。3月16日の北陸新幹線の金沢―敦賀間延伸で見込まれる観光客の増加に備え、不足が懸念される地域の移動手段を補う。能登半島地震の復興にもつなげたい考えだ。
 政府は昨年12月に打ち出した規制緩和で、過疎地の自治体やNPO法人などに限って有償送迎を認めている現行制度を見直し、観光にも適用できることを明確化した。運賃の目安は、タクシーのおおむね2分の1から約8割に引き上げた。 

(ニュース提供元:時事通信社)