全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)とNTTデータは1日、10月の大規模システム障害に関する記者会見を東京都内で開いた。全銀ネットの辻松雄理事長は冒頭、「大変なご迷惑、ご心配をおかけした」と改めて陳謝。危機管理体制の不備が背景にあったとして、システム人材の育成強化などで再発防止に努める考えを示した。
 また、NTTデータの佐々木裕社長は「(障害の)直接の原因は当社の責任」と述べるとともに、障害発生時の対応の優先順位などで全銀ネットと意思疎通が十分でなかったと認めた。 

(ニュース提供元:時事通信社)